生活相談員のやりがいとつらさ

生活相談員の仕事がつらいと感じている人は残念ながら少なくないでしょう。その理由として、業務内容が明確でない事が挙げられます。

基本的には、利用者の相談に乗ったり施設の利用手続きが中心になりますが、施設によっては介護やマネジメントにも携わる事があります。また、介護職員は複数いるのに、生活相談員は自分だけという事もあり、仕事量が多く大変だと感じる事もあります。

もう1つの理由として気苦労が多いという事が挙げられます。利用者とその家族、またスタッフとも関わる場面が多く、気を遣わなければならないため、気苦労を感じてしまいます。時には利用者からクレームを受けたりする事もあるかもしれません。そんな時でも笑顔で対応し、コミュニケーションを取らなければいけないという点がこの仕事の難しさと言えるでしょう。

しかし、つらさだけではなく、やりがいを感じる部分も多くあります。第一に、困っている人の力になれるという事です。話を聞いてあげた利用者の人から、ありがとうと声をかけてもらった時、貢献できたと感じるでしょう。次に、多くの人との出会いがあるという事です。利用者、介護職員ともに関わりを持つ生活相談員は、さまざまな人との関わりから多くの経験をする事ができます。その経験から自分を成長させる事ができるはずです。最後に、介護の世界でのキャリアアップを目指す事ができるという事です。介護職員としての役割を兼務したり、さまざまな業務を行うため、この業界での技術を身につける事ができます。

以上の事から、つらさだけでなくやりがいも多い仕事です。諦めずに続ければ必ず良い成果が得られるはずです。しかし、ただ耐えるだけではなく、現状を改善する努力も必要でしょう。つらさを感じる原因を探り、解決策を考えるなら仕事がつらいのはなぜ?が役に立つと思います。